音は聞こえているのに、その情報を処理する過程に障害がありうまく聞き取ることができない聴覚情報処理障害(APD:Auditory Processing Disorder)。最近になって知られるようになりましたが、まだまだ理解されず困っている人も少なくありません。
聞き取りにくいといっても聴覚には異常がないことも多く、本人も原因がわからず困っています。相手の言うことがわからなかったり、聞き取れなかったりすることでコミュニケーションがうまく取れず、人間関係の悩みを抱えてしまうこともあります。
本書は耳鼻咽喉科での診療を行っている医師によるAPDの基礎知識や現在わかっている対処法について、マンガをまじえながら詳しくわかりやすく解説した一冊です。
はじめに
仕事の指示が聞き取れない!
聞き取れていないのに、気づかれにくい
第1章 聞こえているのに「聞き取れない」のはなぜ?
ADPって何?
子どものときに気づきにくいのはなぜ?
「聞こえ」と「聞き取り」のメカニズム
APDの主な背景要因 人それぞれの特性に違いがある
第2章 診断と検査 --ひとりひとりの特性を知る
検査と診断の意味
どんな検査をするの?
APDの周辺疾患
APDと診断されたら
第3章 脳・心・体の影響を知ろう
発達障害って何?
認知機能の偏りってなに?
子どもの発達とAPD
心理的な要因が大きい場合
脳の損傷が見逃されていることも
体調も聞き取りを左右する
第4章 聞きとりを助ける 環境・機器・トレーニング
環境の調整、機器の活用、トレーニング
第5章 人とのかかわり&生活のくふう
周囲の人の理解が大切
会話の工夫
仕事・学校・日常生活 〜それぞれの工夫
体調が聞き取りの状態を左右する ・睡眠負債
ひとりで悩まないで!
おわりに


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