この本は番外編なので、初見さんは本編1巻から読むことをオススメします。 脇役さんのこぼれ話を堪能できる番外編となっており、カーク"先輩"による便箋誘導、p310あたりのカルロさんが大好きです。 作品にはおおむね満足ですが、個人的に不安なのは、出版社の当作品の扱いと売り出し方、ですかね。雑になってる感じがします。 当巻の内容紹介に「~シリーズの9巻と10巻を繋ぎ~」と書かれていますが、時系ではなく、9巻以前のWEB発表済み短編・加筆を含む33編が収録されたものです。 9巻と10巻の間の番外で全編新作を期待していたので、正直、残念な気持ちと、番外編は2巻同時発売の組み合わせで良かったのでは、と思いました。 あと、ダリヤシリーズの絵師様を頻繁に変えてる点。 個人的に、異世界恋愛よりハイファンタジー要素が強いと感じる作品です。コミカライズや派生したルチアシリーズは別物と解釈しているので、絵柄が変わってもさほど違和感ないのですが、連載中の本編は、8巻まで担当されていた景先生の世界観の解釈と絵柄が、読者男女問わずマッチしていたと思います。 お酒をたしなみ、商会長を務める、大学生ぐらいの年齢の魔導具師が主人公ですが、アニメや表紙で絵柄が幼くなったのは残念です。 いずれも、戦闘(筋肉の動き)や壮年キャラ、魔物の描き分けは苦手そうな印象を受けます。 ちなみに、個人的違和感は以下のとおり。 ●本編9巻表紙: (1)ヴォルフの体幹ゆがみ、立ち位置がダリヤ付与に邪魔な感じ、 (2)付与向きとは感じられないダリヤの服装(腰のドレープ)、 (3)道具を”左手に持って”付与している違和感(付与ミスったら手が危険。それを微笑みながら近くで見てるヴォルフ、という絵面。ちな、フォルトの腕輪は毒と混乱と石化防止などが主な効用で、物理衝撃に対する効果は低いとの当方解釈) ●番外編表紙等: (1)ランドルフの頬、筋肉質というよりやつれ感。 (2)見開きで甲冑は魔物討伐の傷や薄汚れなど戦闘感を出して欲しい、でも、物語の世界観の解釈、絵柄は許容範囲。