息つく暇なく結末を迎えます

前編の怖い夜が明け、ボナシュウ婦人の運命がフランスの闇夜に消えてしまいます。 ダルタニアンの冒険は続きます。 上巻は、リシュリュー枢機卿の陰謀が中心となっていましたが、下巻は話の中心が、ミレディーと言う悪役中心に回り始めます。 もちろん下巻も上巻と同じく、銃弾が飛び、刀がうなり、はたまた、ロマンスあり、サスペンスあり、と、息をつかせぬ展開が続きます。まさかの展開も盛りだくさんで飽きません。下巻の方がサスペンスの色が強い気がしますが。 個人的には、小学校低学年の息子に読み聞かせているのですが、さすがに少し早すぎたな、という感じです。互いに切望していた恋人同士の再開と永遠の別れが同時にやってくる場面など、読んでいるこちらがうるうるしているところでぽかんと聞いている息子を見ると残念になりましたね。 もう一つ、フランスの話だからか、著者デュマの考え方なのか,いわゆる不倫になってしまう関係が清らかな恋愛として描かれている所が小学校低学年にはちょっと不向きだったかなと考えています。