「ヤクザ」「駆け落ち」で萌え転げます

巻末のプロトタイプの「真面目長屋」ではまり、コミックス化をずっと待っていたので、まとめて読めてうれしいです。 この読み切りでは盛り込めなかった、ヤクザの家の跡取りとして生まれ成長した若者と、その若者に心底惚れてかっさらって行きたい(駆け落ち)したいと思う常に傍らいる若中(子分筆頭)が、いよいよ駆け落ちして、その逃亡先でのラブラブ生活が楽しめます。ヤクザが題材ですが、エグイ表現はほぼありませんので、安心して読めます。 表紙右側、高校の時に同級生になった優等生の畑中(攻め)と、左側、ヤクザの組長の家に生まれた城田(受け)の両思いながらはっきり好きだと言えず、優しい城田が限界まで「ヤクザ役」を演じてもうだめだとなるまで、辛抱強く近くで盛り立てる畑中のキレッキレッの執着っぷりにぞくぞくします。 スピンオフの陽炎編の主役で、イカレタヤクザの金本がまとも思えるくらいの振り切れたヤクザっぷりです。 「傘」を拒む城田が、畑中の差し出す傘に素直に入るのでの長い15年の物語です。 本性は真面目で優しい城田は、逃避行先で普通にちゃんと働き、畑中は城田と生活が続くために切れすぎる頭脳をいかんなく発揮し、金本をサポート(監視)してます。きっと、なんかあった時に手ごまに使うのでしょう、コワイ。 しかし、男夫婦のお互いを補い合う生活に、素直に「よかった」て思える、とってもお勧めしたい作品です。