ハマの幻影

地元の禁忌だった場所であり、時折、警察の取締りの記事が新聞に掲載された。ひやかしに歩いたことがあったが、絶対に上がらなかったので、実態は本書で知った。時代の移り変わりで、娼婦は外国人になり、現在は消滅した色街である。是非は、ともかく、かつて、横浜に存在していた青春の形と滅び行く宿命の業。これを読んでみて、悪と断じるのには、あまりにも、儚く、哀しい。総ては幻になった。