古代氏族のミニ辞典

古代氏族のミニ辞典といった構成で、大伴氏(伴氏)、 物部氏、蘇我氏、阿倍氏、藤原氏(鎌足〜奈良時代)、橘氏、佐伯氏、紀氏、東漢氏と西文氏、菅原氏(土師氏)、藤原北家、摂関時代の藤原氏(九条流・小野宮流)、源氏、平氏、奥州藤原氏など、それらを別々の著者らによって綴られる。 日本律令国家においては、氏よりも天皇に奉仕する個々の官人を重視する律令官僚制が成立したが、蔭位の制によって既存貴族の氏族的温存も図られた。 よって、律令国家のもとで律令官僚制が導入されても、前代からの氏姓制も社会的に遺り、氏族の存在は無視できないものがあり、貴族たちは娘を入内させることに血道をあげ、軍事貴族たちは在地の有力者の娘を娶り、中央と往復して継続して受領してもらうようになった。