ケータイは、お互い気持ちいい関係の相手とより頻繁に結びつくことを促しているだけで、疎遠な人々、苦手な人々とのコミュニケーションを忌避させる方向に向かってしまっている。このままでは、若者の間でコミュニケーション格差=経済格差が広がってしまう可能性がある──。『下流社会』の著者ならではの現実的な分析に、思わず現代社会の問題点について考えてしまう。いったい我々の社会は、我々の消費は、どこへ向かってしまうのか……と。