礼儀作法とは「社会人としてわきまえてしかるべき当前のことを、自然に振る舞うこと」。だからか、礼儀作法というと堅苦しい印象を抱きがちだが、礼儀作法はきまりやルールを守ることだけが大切なのではない。小笠原流礼法によれば「人を大切に思う心」が根本にあり、相手を敬うことが最も重要だという。
ちなみに、小笠原流礼法の基本は、「真」(正しく)、「行」(素直に)、「草」(和を持って)にある。「真」の正しい作法はもちろんだが、「行」は相手や状況にあった行動を、「草」は時にはカジュアルな装いや行動も大切だとしている。
本書はそのために身につけておきたいマナーや作法を、小笠原流礼法を通して解説する。
対象は、大人ではなく、「親が子どもに教えるべき礼儀作法」に焦点を当てて展開したい。
室町時代から歴史の中で時代とともに培われてきた小笠原流礼法の中から、
なぜこの作法、礼法が代々伝えられてきたのか、
その由縁も含めて「子ども時代に身につけてほしい礼儀、マナー」を厳選して解説する。
「かしこいこどもに育つ礼儀と作法」目次
はじめに
1 姿勢と動作
01正しい「立つ姿勢」
02正しい「座る姿勢」
03正しい「座り方」「立ち方」
04正しい「イスに座る姿勢」「イスに座る動作」
05正しい「歩き方」
●子どもに教えたい小笠原流礼法
気持ちをお腹に持たせる
もっと知りたい小笠原流礼法 1
心に一張の弓を持つ
2 おじぎ
06正しい「立ってのおじぎ」
●子どもに教えたい小笠原流礼法
なぜ、あいさつが必要なのか
07正しい「座ってのおじぎ」
●子どもに教えたい小笠原流礼法
「残心」を大切にする
08正しい「行きあいの礼」「前通りの礼」
もっと知りたい小笠原流礼法 2
呼吸に動作を合わせる
3 室内出入りの作法
09正しい「ドアの開け方、閉め方」
●子どもに教えたい小笠原流礼法
体の中心より右にあるものは右手、左にあるものは左手で
10正しい「引き戸の開け方、閉め方」
11正しい「座布団の座り方」
●子どもに教えたい小笠原流礼法
極めれば無色無形なり
もっと知りたい小笠原流礼法 3
進退中度
4 物の持ち方・受け渡し方
12正しい「物を持つときの姿勢」
13正しい「物の受け渡し方」
もっと知りたい小笠原流礼法 4
男子は左手で物を持つ
5 訪問の作法
14正しい「玄関での作法」
15正しい「訪問の作法」
16正しい「お茶とお菓子のすすめ方と、いただき方」
もっと知りたい小笠原流礼法 5
上座・下座をつねに意識する
6 食事の心得
17正しい「箸の扱い方」
18正しい「食事のいただき方」
19「つつしみたい箸使い」
もっと知りたい小笠原流礼法 6
最初と最後を、あえてゆっくりと
おわりに


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