使える反応を増やす!!

こういう反応を仕掛けたいんだけど、プロトコルが解らないという時に役立つ本です。 普段実験をしててよく使う反応はすぐに思い浮かびますが、あまり使わない反応だと頭の片隅に追いやられて、特に切羽詰まった時なんか絶対に出てこない。 そういう時の為に、日々使える“お道具”を増やしておかないといけませんね。 教科書の載っていた反応=実際実験で使う反応って訳ではないので、社会に出た時のこの知識のギャップを埋めるのにいいと思います。 具体的にこの本のよいところを挙げるとすると。。 1 上村先生の訳がこなれていて読み易い。 2 こういうときはこの方法、という使い分け方が書いてあるので迷わず実験出来る。 の2点です。 例えば光延反応のページでは、よく使われるTHF以外にもジクロロメタン、クロホ、エーテル、DMF、ベンゼンなど複数の溶媒が挙げられていて、溶媒検討するにあたってのヒントが得られます。 他にも試薬の毒性、保護手袋の材質とそれで防げる毒物、基本的な操作(カラム、TLC,無水溶媒)などの扱い方も書いてあるので、まさに痒いところに手が届く一冊と言っていいでしょう。