欧米と日本の人種主義の歴史的・社会的な背景、基本的な知識を押さえたうえで、差別、偏見とステレオタイプ、アイデンティティなどの視点から、私たちの日常的な意識や振る舞いに潜む人種主義を浮き彫りにする。日本の人種主義を考える視点を提供する入門書。
はじめに
第1章 欧米の人種概念
1 人種の概念化
2 人種と科学
3 人種からエスニシティへ
4 人種、エスニシティ、ネイション
第2章 日本の人種概念
1 人種の登場
2 民族とフォルク
3 人種から民族へ
4 民族から「日本人」へーー単一民族神話の定着
5 一九九〇年代以降の「日本人」
第3章 人種混淆
1 二十世紀初頭までの欧米の議論
2 中南米の人種混淆
3 二十世紀以降の欧米の議論
4 戦前日本の議論
5 戦後日本の議論
6 一九六〇年代以降の日本の議論
第4章 多様な人種主義
1 生物的・科学的人種主義から文化的人種主義へ
2 制度的人種主義と人種なき人種主義
3 戦前日本の人種主義
4 戦後日本の人種主義ーーイデオロギー的側面
5 戦後日本の人種主義ーー構造的側面
第5章 差別
1 差別とは
2 日常の人種主義、マイクロアグレッション、人種主義の否認
3 交差(インターセクショナリティ)
第6章 偏見とステレオタイプ
1 偏見の捉え方の変遷
2 偏見としての人種主義
3 ステレオタイプの二つの特徴
4 イデオロギーとしてのステレオタイプ
第7章 アイデンティティ
1 自己と他者
2 マイノリティとアイデンティティ
3 アイデンティティと言説
4 マジョリティ性
人種主義に関する用語一覧
おわりに


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