在原業平と言えば「色恋沙汰と和歌を詠む以外にやることのなかった人」的なイメージを持っていたので、朝廷の官吏として一定の役割を果たし、また源融などとも和歌を通じた交流があったという事実が意外に感じられました。あと、「あらゆるものと距離を置く」ことが「雅の本質」であるという文章が印象に残りました。SNSにどっぷり浸って疲れたり、やたらと献金を要求してくる新興宗教から誘いを受けた時にこの言葉を思い出すと良いかもしれません。