カップルの両方ともがとても性格が良かった(珍しい!)中華風の封建的身分制度の国で、身分の差がすごく厳しい。皇族>豪族>平民>下民>奴婢>流民とあって、獣使いは流民の中でも最下級、獣>獣使いってぐらいで人間扱いされてない。だけど、琉央は自分が獣使いであることを卑屈にならず受け入れていて、この受けの性格がとてもいいんだよね。穏やかで誠実で暖かくて情け深い。こんな琉央だから、攻めの青麟皇子(年下…ここ大切)も懐いちゃったんだなあと思える。守護獣の背負う宿命は過酷なもので、皇子が人間不信になるのも無理はない。それでも皇族としての義務から逃げようとはしないのだから立派。二人の初夜はかなり悲惨なものだったけど(琉央死亡予定)、以後はラブラブ。雑技団の女将や王妃様、女官長たち脇役に至るまでしっかりした性格設定がされていて、ひさびさにぎっしり中身の詰まったファンタジーBLでした。