「その拳銃」が複数の人々の手を経て、最後には「あの人」の手に渡ったわけですね・・・と最後の最後にわかる仕掛けになっています。で、「あの人」はその後、それをどうしたのだろう?と乃南氏のファンとしては気になってならず、続編があるといいなと思ってしまいます。しかし、あるいはそれは読者の想像(または妄想)に委ねられているのかもしれません。家出をして売春まがいのことをする少女、現状に満足できない主婦など、女性の心のうちがリアルに描かれていて、面白かったです。