茨木のり子さんの詩には以前から心ひかれていましたが、今回いろいろな作品を読んでみて、生への肯定が清澄感あふれる言葉で綴られていることに改めて感動しました。「この失敗にもかかわらず」というタイトルの詩の末尾の一節「この失敗にもかかわらず/私もまた生きてゆかなければならない/なぜかは知らず/生きている以上 生きものの味方をして」を読んで涙がでました。また、さまざまな人たちとの交流を暖かく記しているエッセイも、読んだ後で爽やかな気持ちになりました。