前著『精神としての身体』で、心身二元論では我々が具体的に生きている身体のダイナミックスは捉えられないとした著者は、本書では、皮膚の内にとざされた身体という固定観念を取り払い、身体を超えた錯綜体としての〈身〉を追究。さらに、空間が均質化して「身体は宇宙を内蔵する」という身体と宇宙との幸福な入れ子構造が解体している今日、我々にとってどのようなコスモロジーが可能かを問う。
●1 〈身〉の風景
1 共生から反抗へ
2 身の拡がり
3 手をみつめる
4 〈身〉のことば
5 ムカデも歩く
6 身構える
7 積木くずし
8 僕ちゃん
9 身体は文化を内蔵する
10 ハサミは使いよう
11 トイレット・ペーパー騒動
●2 〈身〉の構造とその生成モデル
1 〈身〉の構造
2 身の生成モデル
●3 生きられる空間
1 空間内存在としての〈身〉
2 〈身〉の方向性と質的空間
3 中心化と非──中心化
4 〈身〉と宇宙の入れ子構造
5 〈像なし〉の世界
6 均質空間と生きられる空間
●4 錯綜体としての身体
身体と乖離から
1 〈身分け〉について
2 錯綜体について


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