ひと、もの、かねという3つの経営資源のうち、かねの流れをビジネスの源泉としている銀行は、世界的カネ余りで、低金利を飛び越えて、マイナス金利の政策金融も行われている国(日本や欧州)もあって、銀行(金融機関)はもうからなくなっている。今後、銀行業界の将来はどうなるかを考えるときに、本書のような巨大銀行に焦点をしぼった書籍は、400ページを超える大著であるものの、翻訳ものでなく、著者が金融関連業界勤務の経歴をお持ちで、非常に読みやすかった。なお、巨大銀行として紹介されているのは欧米の銀行であった。