残念
内容に関しては、知りたいことが書かれていたので良かったです。
ただし、本書は、ユニバーサルデザインの啓蒙を目的するものであるにもかかわらず、使用されている活字が小さく非常に読みにくいです。これでは、老眼や近眼の方々にこの本を読んでいただくのは酷なような気がします。
この本は、全体として、文章で説明するのではなく挿絵を中心にして説明されています。その意図は理解できますが、挿絵の中の文字や絵図に、本文の活字にも増して極端に小さいものがあり、内容を正しく理解するためにルーペを使用して挿絵の細部を確認しなければならなかったものもあります。(私は視覚に障がいがあるわけではありません。)
この本の作り方を見ると、読み手に対する配慮に著しく欠けており、日本のユニバーサルデザイン普及活動は、まだまだだなという感想を持たざるを得ませんでした。
ユニバーサルデザインの啓蒙書でさえ、このような状態ですから、日本の社会全体でユニバーサルデザインがなかなか進まない理由もわかるような気がします。
人により色の見え方が違うということを多くの人々に具体的に知ってもらうための、貴重な啓蒙書を目指したのでしょうが、本書の無配慮な作り方のためにその目的を達することができないのではないかと思われ、非常に残念です。
他人に対するほんの少しの配慮や気遣いを怠らないことで、みんなが住みやすい社会になることを願ってやみません。
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