国連の同意も得ないまま実施された、NATOに空爆された時期のベオグラードを、 詩人の心で、見たままに記録された本です。 詩は、難しいと思いがちですが、 山崎氏の詩は、読みやすいと思いました、 それにしても、自分たちの住む場所が空爆されるとわかっていて、 日本人であれば、帰国することも可能だったのに、 身の危険も顧みず、不自由な思いをすることも覚悟して、 なぜ現地に留まることを決めたのでしょう。 それは、この本を読めばわかります。 現地の人々との暖かな心の交流。 こんなやさしい人たちを置いて、自分らだけが日本に逃げることはできない。 悪者にされたセルビア人にも、本を愛し、詩を愛する、純な魂の人々がいる。 一方、そんな彼らを悪者にして、自分たちの欲望のままに、 ユーゴスラビアを分割をした連中こそが、本物の悪魔であることがわかります。