名言の嵐

奇才カレー沢薫のひとしに5巻。 主人公鳴海は叔母さんの孤独死をきっかけに今後の人生を見つめ直し、投資や親の離婚問題などに直面してきたが、今巻で直面するのは保険の見直し問題と対人関係である。 これまでも鳴海は、後輩那須田くんにいろんなことを指摘されながらも、立ち止まり、考え改め、進もうとしてきた。 知らんわボケくそが、で終わらず考えられるポテンシャルは尊敬すらする。 だがとあるきっかけで那須田との関係も変わろうとしている。 鳴海は何をしたのか、それからどう動いたのか。獲たものをどう使うのか。 対人関係のエピソードは途中なので次巻で見届けたい。 冷たさが身を守るなら、考えると言うのは優しさなのかもしれないと、鳴海をみて思う。 この巻は哲学ジャンルと言ってもいい。 響き考えさせられる名言が散りばめられている。ぜひ手にとって自分に響く金言を探してほしい。 この歳になってまで、こんなに響く言葉があると思っていなかったので、作者様には心から感謝申し上げたい。