読んで面白い医学書ってなかなか無いよね?

ぜんそくで苦しむ甥っ子の一助にでもなればと思い読んでみました。 本の帯には「自然治癒もありうるぜんそくが『治せない』はずがない。」と言う頼もしいお言葉。 ところが表紙カバーの裏には、気分を「五月晴れ」にして「野性」を取り戻し、「冷水浴」や「息切れジョギング」って?えっ?民間療法の本なの? もう一度著者を確認したけど間違いなくお医者さんが書いた本だよなあ・・・。 気を取り直して読み進んでいったら実に解かりやすいって言うか「ぜんそく恐るるに足らず!」てな気分にさせてくれます。 特に感心したのが「三つの医学」という概念。 第一の医学 身体医学・・・身体の病気を診る医学。 第二の医学 心身医学・・・「心身相関」の医学 第三の医学 人間形成医学・・・環境と人間との相互作用を診察して治療する医学 確かに病気になればその病気に効く薬を処方してもらったり注射をしてもらったりする第一の医学のお世話になるわけだけど、ぜんそくのような原因がよく解からない病気の場合は症状を抑えるだけで後は自然治癒を待つだけ・・・。 ところが治療法を第二の医学、第三の医学まで広げてみると意外な所にその原因が見つかると言う・・・人間の不思議なところですね。 この本はそういった症例やらぜんそくのメカニズムさらにはぜんそく治療の歴史まで紹介してあって、たかだか300ページですが実に読みごたえがあります。