●『追補 精神科診断面接』『精神療法面接』『改訂 精神科養生』の「コツ三部作」に通底する,著者独自の治療論の精髄。治療一筋に生きてきた著者が,医療現場の改善を願い,精神科の枠組みを超え治療に携わるすべての人へ贈る。内容は深いが文章は平易で親しみやすく,医療者のみならず患者にも好評の一冊。
●若い治療者へ向けて,知識など一かけらも含まない童話を書いてみることにしました。これは治療一筋の人生を生きたおじいさんの頭に,浮かんだり消えたりした空想群で編んだ童話です。聞き手の皆さんの内側に眠っている,何かに呼びかけよう とする物語です。(「まえがき」より)
●目次
◇第1章 いのちの物語
いのちの性質/からだの世界/学習と文化/イメージから命名へ/イメージと芸術/こころの誕生/いわゆる心身相関/音声言語
◇第2章 病
「病」の登場/病因ーーいのちを妨げるもの/病態・症状・所見・検査値
◇第3章 ファントム界
実体化/デジタル化/二次的音声化/行為化/つじつま性/暴走性/ファン トムによる起死回生
◇第4章 病む側の視点からの治療
病む動物/因を除去する活動/ひずみ修復の活動/ひずみ修復の活動を抱え助ける活動
◇第5章 ファントムの登場
ファントム因/因を除去する活動/ひずみ修復の活動/ひずみ修復の活動を抱え助ける活動/からだの声を聞く
◇第6章 治療する側の視点からの治療
プロローグ/治療する側とされる側のかかわり/からだPとからだTのかかわり/ファントムPとファントムTのかかわり
/ファントムPとからだTのかかわり/からだPとファントムTのかかわり/からだTとファントムTのかかわり
◇第7童 治療的介入という異物
二重構造/ファントムPへの治療的介入/頼りになりにくいファントムPへの治療的かかわり
◇第8章 からだPへの治療的介入
からだPへの治療的介入/緊急処置から複雑な物語へ/物語の作成のための資料収集/治療という介入
◇第9章 研究
足が地を離れること/生命科学/研究の未来


他のユーザのコメント