トッポい女の子たちの出現と、それに起因するチーム内の不和により、いよいよコージィ先生らしさが顔を覗かせ始めたかと思われた前巻。ところが本巻に至ると、オールドファンの総スカンを喰らったのだろうか、これらの要素は不自然なほど(前年の準決勝の試合の結末以上に)急激な幕引きを図られる。それとともに、侮蔑語としての漫画的という語がぴったりなくらいのご都合主義により、お花茶屋高校を将来の強敵に据えるための下拵えが施される。着実に力を増してきた城東高校との練習試合で近藤が初登板、苦渋を舐めるなど新展開も見受けられるとはいえ、本巻のエピソードは総じて精彩を欠く印象。次のヤマに向けた橋渡しとして理解しておいて、次巻に期待を寄せるのが吉、かもしれない。
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