死の二面性
たまたまこの宇宙の片隅に生まれ、生きることになった。ほんのちょっとタイミングがずれていれば存在することなく消滅していただろうに。
私がいてもいなくてもこの時空はあった。私がいなくなっても時空は存在し続ける。
生れ出るまでは何十億年も前からわたしはひっそりと有機物としてどこかに身を潜めていた。意識こそないもののけっして真の意味での無ではなかった。
でも一度生まれてしまったら死をもって私は永遠の無に溶けていきもう2度とここには戻れない。
生れ出てしまったものの宿命。
人生のある時まで死は怖ろしいものだった。
年齢を重ねて、真の安らぎは死が与えてくれるだろうと思うようになった。
著者高村友也さんは老いたのち、死とどう向き合うのだろうか。その時もまだ永遠に生きたいと思っているのだろうか。
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