下村湖人の「次郎物語」5巻のうちの第1巻を、著者自身が小中学生向けに表現や時代背景などを詳しく書き直した珍しいもの。上下2巻に分かれている。この講談社の『青い鳥文庫』は原文そのままに難しい漢字にはルビがふってあって、子どもにも読みやすい優れたシリーズ。ぜひ子どもにも読んでもらいたい名作の数々が揃っている。が、明治~大正~昭和の日本の近代文学ももっと多く『青い鳥文庫』に加えて欲しい。もちろん、この「次郎物語」も大変分かりやすくなっている。著者が生きていれば2巻~5巻まで全部児童向けに優しく書き直して欲しかった。
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