素晴らしい!ただタイトルが…
「戦車戦入門」というタイトルではありますが、実際には、戦車が誕生した第一次世界大戦から第二次大戦末期までの戦車の変遷、進化の歴史を広く浅く紹介するのがメインとなっています。
図版やイラストが豊富で、登場する戦車のほとんどに三面図やデータが付属しており、大変わかりやすいと思います。わざと専門用語を噛み砕いた表現にしている部分もあり「入門」の名に相応しい、初心者にも理解しやすい本だと思います。
肝心の「戦車戦」についてですが、エル・アラメイン、クルスク、バルジのような主要戦車戦はもちろん、ポーランド戦やソ・フィン戦争、カセリーヌ峠など、マイナーな戦車戦も取り上げています。小説風の書き方で、指揮官の心情や各戦車兵の声が鮮明にイメージできると思います。
総括しますと「性能・機構・本格的な戦闘時の各戦車ごとの動き」を知りたい方には物足りないと思います。「各国がそれぞれどのように開発し、運用したか」という観点で読みたい方には大変おすすめです。
評価は星4にしました。内容はすばらしいですが、タイトルだけ見て買ってしまう可能性(実際私も)を考慮した場合、タイトル詐欺になりかねないので、そういったことを踏まえて一つ減らしました。内容は星5です。
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