1997年に刊行された、2075年の日本を舞台とする近未来小説。この物語においては、近未来の日本は残念ながら今以上にジェンダー平等が後退し(現在だって、決して平等とは思わないけれど)「家長」の権威を振りかざす男性がいたりして、さながら江戸時代のよう。こんなふうにジェンダー「不」平等な状態になったら困りますよね?という作者の問いが、込められているようにも思えました。ジェンダー平等に賛成の人にも反対の人にも是非お読み頂きたい、ユーモアあふれるお勧めの一冊です。