動物行動学者による分かり易い解説

『悪戯が見つかった犬が反省した様子を見せる』のは『何かにいきり立っている人間に怯え』、とりあえず『服従の行動を取った』様子を、人間が都合の良い解釈をしているにすぎないと、研究結果から説明する。愛犬家のように経験則や主観からじ脱却した論述ながら、いまだ解明されていない点は潔く解明されていないと断る。一般読者からは物足りないが、推論でけむを巻く事のない研究者の姿勢がより信頼を感じる。文庫で読めるのはありがたい。