この本を「今」出版する意味を問いたい。
著者スティーヴン・キャヴァリア、イギリスでアニメ制作に20年のキャリアをもたれる方だそうです、が、残念ながらメジャーではありませんね。
最初にひとつおことわりを。当レビューは星よっつにしてありますが、評価がみっつ以下だとれびゅの下の方においやられてしまいますので。実際には星二つの評価です。
さて、このやたら分厚くてなまら重い本は、事典の名をなのるのには、おこがましいと思われるほど内容がうすく、浅かったです。さらに値段が内容の割にどうしようもなく高価で、ハッキリ言って期待はずれの一冊になってしまいました。
「アニメ業界をすべて網羅するような本を書くことはしょせん不可能だとはいえ、本書では、さまざまなジャンルやスタイルの例にできる限り多く触れるように努めた。」と記載はあるが、あまりに内容がスカスカなのは、いかがなものなのか。情報量があまりに不足しているゆえ、私はこの本を百科事典になぞらえることには、大いに異議を唱えたい。
記載作品に関しても、ネットで調べられる以上のことは書かれていません。というよりあまりに略された記述ゆえ、これを読んだ方があらぬ誤解をまねくのではないか、との懸念すら浮かびますね。著作権の問題も多々あったとは思うのですが、図版があまりにおそまつな量であるのは、いただけません。イギリスの原書から翻訳されたのでしょうが、日本語にこなれていない所も多く、一般向けとは言いにくい仕上がりなのは、かなり残念であります。
思うに、この本は図書館もしくは映像関係の学業の書籍部とかにひとつあれば十分で、一般家庭の本棚に入れるには、たいへん疑問な一冊であると考えます。ネットのほうがより詳しいですし、ネ。この値段を出してまで購入する意味を私は見いだせませんでした。なんせ本体8、500円(税別)ですから。大型書店で、先にちょっとチラ読みなされるのをおススメしますね、すぐわかるとおもいますが、魅力に欠ける一冊でありました。
(あと○天ぶっくすにもくれーむがある、この本のかばーにびっしりついていた指紋はどういうことなのか、返品されてきた本をそのまま送ってきたかのようなありさまで、気分を害しました)
この書籍は、このようなハードコピーではなく、CDーROM版のようなメディア媒体での出版が本当ではなかったのか、と考えてしまいます。とにかく、いまいち、でした。
他のユーザのコメント