極めて詩的

北山建穂氏の写真はそれだけで詩的で一枚の写真の中に映画のようなストーリーがぎゅっと閉じ込められている。世界はこのように美しい世界を見ることを誰にも制限をかけてはいないのに、著者にしか見ることが出来ない景色がある。ただの一本の綿毛を何故こんな神秘的に涙が溢れそうなほど綺麗に切り取ることができるのか。ただ雨に濡れただけの蜘蛛の巣に、太古からの貴い生命の営みを感じさせることができるのはどうして。稀代の写真家。四季彩図鑑と比べると文字の比重が多い。これは完全に読み手の好みによると思うが、人に贈るなら四季彩図鑑。