職人は持ち主に愛してもらえるよう心を込めて人形を作る。持ち主が愛情を注いでくれてこそ人形は魂を持つことができる。 八代目の言葉に心が動きました。 我が家には女の子がいますが、伝統的な雛人形はなく、いわゆるコンパクトなお雛様があるだけです。 きちんとしたものを買ってあげたかった、という思いがありました。 でも、「人形姫」を読んで、変わりました。 我が家にやってきたお雛様も、作り手が心をこめて作ってくれたもの。 毎年飾り付けをし、子どもが嬉しそうに手を伸ばすこと、私たち家族も毎日お雛様を見ると明るい気持ちになれていること。 いろんなことが起きても、そうしたささやかな時間は何より幸せだということに気づきました。 今、「人形姫」を読んで良かった。 たくさんの人に読んでほしい作品です。