声の決定版

(長期レビュー) 本のフィールドガイド日本の野鳥(増補改訂新版)に対応。 パッケ絵も図鑑版を模してあって,併せて見ると声も姿も楽しめる。 図鑑では擬声語で書いてある(まったく区別が付かん!)鳴き声(主にさえずり)が,音で聞こえてくるわけだ。 ・ 実際のところ,それだけで十二分に価値がある。 ・ しかも,6枚組!どこにも書いてないが377種類の大ボリュームだ。 三鳴鳥といわれる種からシギチの地味な声まで,国内で鳴く鳥のほとんどを網羅していると言ってよい。声の決定版だ。 ・ しかし,難点もいくつかある。 まずキツツキ類。ドラミングは声じゃない。だから,ただ一声でも鳴き声が欲しかった。 (アカゲラとアオゲラは注意すれば聞き分けられるはず)。 ・ 次に細かすぎる。 例えば,ヒヨドリ,アマミヒヨドリ,リュウキュウヒヨドリ,イシガキヒヨドリ。 亜種まで録音したのには頭が下がるし,声のコレクションとしては最高であるが,はたしてそこまで必要だろうか。 ヒヨはヒヨでよくね?もし,石垣島で見つけたら,イシガキヒヨドリとするだろうし(多分)。 また,さえずらない鳥の鳴き声もそれほどいらないと思う。シギとかの声も,どうなのかな? これらの弊害として,CDで使う以上,なかなか目的の鳥にたどり着かない。 まどろっこしい。 ・ と思っていた時期が私にもありました。 しかし,これも文明の利器(スマホ等)にコピーおけるようになって使い勝手が劇的に変わった。 なにしろ,検索できるうえ持ち出しも可能になる。 野外で,右耳は実際の声,左耳はイヤフォン越し(←これ重要)にこのCDの声なんて使い方もできる。 これは便利,すごく便利。 ・ そうそう,方言が多い種類もあるので注意(例えば,イカルとかオオルリとかホオジロとかで,これらは声質で覚えること)。