幻想小説の範疇だと思うのですが、挿絵画家でもある作者が描いた挿絵、彼の頭の中にあったと思われる世界が本物のように文章で表現されて秀逸。汚い物の中に落とされてひどい目に遭うという場面が小説のパニック場面などでよくありますが、人はこういう体験だけはしたくないと強く思っているのだなと変なところで納得しました。