現代は知と意の社会である。文明は栄え、物資は豊富に出回っている。が、人びとは我を忘れ、あるいは無理矢理自分を押し込め、駆けずりまわっている。なんでそんなに急ぐ必要があるのだろう。老いてはじめて人生の空しさを感ずるのでは遅すぎる。混迷と不安の原因は、心不在の生活態度にある。自分さえよければ人はどうでもというエゴイズムが、争いや孤立に拍車をかけている。本書は、人間の原点に立って、人間の肉体と意識が大自然の関係において、どのような仕組みで成り立っているかを明らかにした空前絶後の書といってよい。かつて釈迦、イエス・キリストは人間の心を説いた。著者もその心にかえって、苦楽の原因、心の安らきを誰にもわかりやすく明らかにしたのが本書である。


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