なんだか、すごくドラマ向け作品な気がします。 でも、依頼人が幽霊とかだと、深夜の30分枠で安っぽい仕上がりにされるくらいならドラマ化なんてない方がマシか…。 『名前で気付け』ってトコですが、2巻になるまでホームズとワトソンを逆だと思ってました。 事件のあらましをうっすらパロっているだけで、基本的には『秋乃ワールド』展開。古参ファンには何ら目新しいものはない、慣れ親しんだ秋乃茉莉の著作です。(主人公が常磐だろうが風斗だろうが伯爵だろうが違和感のない中身) 数年間新作を読んでなかった私にはすごく懐かしい空気をありがとうございます、というところ。 久し振りに完結済みの紙書籍を買って(疲れたときのエサに、いつか自分に与えようと思って買わずに取っておいた)、『本(紙)の白って黄ばむんだよな』とか、帯の存在とか、案外持ちづらかったB6のサイズ感とか、いろいろな事が懐かしくなっていて時間の経過を思い知りました。 作者さんがまた描いてくれることを願っています。