哲学のある最高のファンタジー
映画の「ネバーエンディングストーリー」の原作です。やはり原作は、映画よりも遥かに深く、大人が読んでも読み応えのある作品です。物語の前半の、想像力をかきたてる、豊かな視覚効果を持った冒険奇譚。主人公が本に取り込まれてからの、自我の喪失と、再発見のストーリー。特に後半の、魔法におぼれて自分を失い、欲の虜になっていく過程。その代償のために、記憶も自我も失い、弱り切る過程。そして、失った自我と記憶を取り戻すための静かで過酷な旅。それらが、鮮やかな情景描写、独創的なファンタジーとともに描かれる見事な物語です。大人にも子供にとっても最高峰の作品だと思います。
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