子どもの社会的スキル訓練(SST)が登場して30年、今日ではさまざまな領域でSSTの技法が用いられるようになってきた。本書は、子どものSSTに関する経験豊かなエキスパートによる、教師・スクールカウンセラーなど教育現場で働く人々のためのエビデンスに基づいた実践ガイドである。現在、子どもたちの社会的スキルの低下が指摘されている。本書においてはまず、引っ込み思案の子ども、攻撃的な子ども、知的障害をもつ子どものケースを提示し、その上で、学習障害(LD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)など、近年SSTの新たな対象となってきた子どもたちへの最新の臨床的成果を紹介する。さらに学校現場に特有のいじめ、不登校へのアプローチ、近年盛んに実践されつつある集団SSTについても、幼稚園、保育園、小中学校の事例を交えて解説している。社会的スキルの評価方法、SSTを実施する際の具体的手順や留意点などを詳述した最適の入門書である。


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