2歳9ヵ月で第12代清朝皇帝の座に就いた溥儀は、幼少期から女官に性行為を教え込まれ、10代半ばで宦官との同性愛に目覚めた。6歳で退位を迫られたのち、18歳の時にはクーデターで紫禁城を追われる。日本租界などを放浪し、28歳で満洲国皇帝の座に就く。終戦後はソ連軍に逮捕され、東京裁判に検察側証人として出廷。トリかごに入ったらトリになれ、イヌ小屋に入ったらイヌになれー中国の諺のまま、数奇な運命に身を委ね、自らの欲に忠実に生きた「幻の王国」の廃帝は、周囲を不幸の渦に巻き込み、61歳で病没する。迫真の人物ノンフィクション。
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