受験生にこそ読んで欲しい本

なぜ美大受験に手ぬぐいやホースを纏った石膏像が課されるのか長年の謎が解けました。 東京芸大が求めているのは受験予備校でデッサン力を培っただけの小手先の美大生ではなく、真に才能のある学生なのだということがよくわかりました。「絵を描きなさい」という近年話題となった芸大の入試問題もそういうことかと合点がいきました。高校生の頃無意識に疑問に思っていた石膏像と受験について解決することができスッキリしました。受験生にこそ読んで欲しい本だと思います。また著者の芸術学としての着眼点に、実技課題のない大学で扱う美術史や美学芸術学との違いを感じ、実技と芸術学とのつながりを見ることができました。