アントニオ猪木の原点

「猪木戦記」シリーズの有終の美を飾る最終巻である。力道山がブラジルから猪木完至を日本に連れ戻す場面から、東京プロレスの挫折後に日本プロレスに復帰する直前までを扱い、ここから第1巻につながっていく。既に知っていた逸話を含まれていたが、個人的にはテレビドラマ「チャンピオン太」の中で猪木扮する「死神酋長」を力道山が手抜きせずに叩きのめす話、後にテレビで観た外人レスラー達が猪木の米国修行中に意外な接点があった話、などが興味深かった。ジャイアント馬場とアントニオ猪木に匹敵する日本人レスラーは、あと100年経たないと出てこないのではないかとの感想を持った。