タイ語がよくわかる本

タイ語既修者として、文法からタイ語をしっかり学びたい人におススメです。目次にあるような基礎表現に使う文法以外に、タイ語の構造、時制、品詞の性格などをこまかく解説してあり、類書にここまで細かく文法を分析(?)したタイ語入門書があったかしらと思う。特に時制の「過去か未来か現在か?」というコラムはなるほどと納得。タイ文字は単語ごとに分かち書きされローマ字とカタカナが最後まで付いているので初心者もとっつきやすくていい。可能や過去を表すダイやハイ(使役文)の用法がやたら詳しく、赤線説明が入りきらないくらい注釈を付けていて、文法から言葉を学ぶのが好きな私には個人的に好感が持てた。 2色刷りでメリハリがきいているので見やすいのと、練習問題(単語テストと和訳問題に音声が付いているので初心者はこの練習問題で書き取りと発音を習得すれば、次のステップに進めるよう配慮されている。巻末のインデックスは辞書通りの配列で将来読解をする準備にもなる。単語の該当ページの表示があり使いやすいと思った。 ひとつ不満なのは、せっかくだから簡単な読み物を入れてほしかったので本来☆4つにしたかった。が、この著者の本は結構気に入っており久々の新刊とあって衝動買いしてしまった。ざっと読んでみて著者の文法への熱心なこだわりが伝わってきたので☆5。