生きることは戦いだ

諸事情により、血のつながりのない家族を持つ主人公の桐山零。 中学生でプロ棋士となり、勝敗が生活となっているが「勝つ理由が無い」と勝負に消極的。 しかし、対戦相手が抱える一局にかける重みを感じながらも、負けたくないと根底が囁き、何も欲しくないと思うのに思い切り叫び出したくなる。 自分の奥に潜むものを怯えるかのように虚空の世界へと沈んでいる零、彼を包み見守る川本家や自称親友の二階堂くん(二階堂くん良いです。素敵な親友です)、学校の担任の先生。 日常が戦いであることと、その中にも安らぎがあることを感じさせてくれる作品です。