エネルギーの塊

相当ラフに書き殴られたようにも見える絵柄は、かなり好みが割れるところ。 ストーリーの根幹は「失われていく美に足掻く女」というありふれたものだが、 作者のエネルギーの渦がすさまじく、あっという間に飲み込まれてしまう。 並大抵の筆力ではないし、こういう描き方をする作家さんが事故の後遺症で 未だに漫画を描けない状態にあるというのは余程つらいだろう。 いつか続編が発表される日がくるよう、岡崎京子の回復を願うばかりである。