日本経済のすがたをくっきりと描き出す,待望の概説書。マクロの変動メカニズムとミクロの構造がダイナミックにとらえられ,一貫した視点をもちつつ,多面的に解説される。図を多用し,平明な説明を心がけており,日本経済の全体像をとらえるために好個な入門書。
第1章 日本経済理解の5つのポイント
第2章 「失われた10年」の原因 バブル崩壊・金融危機・小泉改革/不良債権の規模と竹中金融行政/不良債権の所得・消費ルート/不良債権の生産性ルート/構造改革と「失われた10年」
第3章 戦後日本経済の歩み 経済復興期/高度成長期/石油危機から安定成長期へ/1980年代:絶頂期からバブルへ
第4章 日本経済理解のマクロ的枠組み 4つの市場とクルーソーの寓話/マクロの経済循環/1人当たりのマクロ変数はどのくらいか/「失われた10年」
第5章 市場をつなぐマクロ経験法則 実質数量体系(1)/実質数量体系(2)/名目体系とフィリップス曲線/企業利潤を軸とする景気変動理解の問題点/有用な経験法則はなにか
第6章 労働市場と「格差」社会 「格差」社会と非正規雇用/日本の労働慣行/マクロ的労働慣行と春闘/職場の労働慣行と職種別市場幻想/これからの労働市場
第7章 日本企業の特徴とガバナンス ガバナンス問題とは何か/メインバンク制と日本の金融市場/利益処分と労働分配率の推移/これからの日本企業
第8章 財政危機と社会保障 政府の役割/日本の財政の現状/地方財政と「格差」/少子化と晩婚化/公的年金のあらまし/これからの政府
第9章 デフレーションと新しい金融政策 インフレーションと日本金融政策/新しい金融政策/量的緩和の評価/これからの金融政策
第10章 国際経済のなかの日本経済 為替レートと国際収支の直観的理解/日米貿易摩擦と円高シンドロームの政治経済学
第XI章 これからの日本経済


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