60代の苦悩

羽海野先生の作品は可愛い女子はどこまでも可愛く、センス良く、普通にファッション誌にあったら「あ、これいい」と思う小物使いとかが光ります。そう言うのを描くことが上手な漫画家さんは他にもたくさんいるけれど、そう言う女の子の「ツボ」を押さえたうえで10代の若さ青さとか、30代の若いだけでは乗り切れない何か、40代、50代の諦念とか疲れ。そして60代の「おじいちゃん」と呼ばれる年齢に足を突っ込みかけた棋士の疲れや選手生命をかけて体ごと投げ出しつつ打てる気迫(鬼迫・・?)そう言った人間が納得させられる書き方が出来る漫画家さんは希少だなと思います。全てに凄味がありました。 選手としてプライドが高いと言う言葉では足りないくらい自分の将棋への道に誇りを持っていつまでも戦える男性がすごい。草食系などと言われる男性がひょこひょこ出て来る中、この人たちは間違いなく自分で自分の大切なものを戦って相手から奪っていく。そういう一つ一つがかっこよくて、おじいちゃんで、くたびれて、でも素敵でした。 そういうものまで描き切れる羽海野先生がすごいです。 宗谷名人の「変わらなさ」はなんでしょうね。島田さんがすごく大好きなので、同い年って言うのが毎回「え、ええ~」って思います。 島田さんは体とか(頭髪の部分とか胃のあたりとか)痛めて盤面に向かっていますが、宗谷名人も代償を払わないでいられるわけでは無い事が判明。 その世界を「面倒が無くていい」と思いきるのにどれだけの覚悟があったんだろうなとか、「後ろから神様が付いてくる」と思われるほどの人なのに勝率7割って・・・。とか。頂点(名人)に立つ人の世界は恐ろしい世界に思えます。 7巻でひなちゃんのいじめの解決を一応見ていますが、今後の彼女がこのまま変わらないでいてほしいです。そして、高橋君は相変わらずカッコメンで嬉しかった。モモちゃんのあの手のかかり具合と素直さは納得する部分満載です。怪獣への成長はまだでしょうか?それでもかわいらしい気がします。(笑) そして忘れてはならないのが、毎回美味しい物がみっちり出てきますが、なんだこの空腹感。グルメ漫画じゃないのに、白玉とか、豚とろ半熟卵とか!(笑) そろそろアルピニストの岳っくん先輩の活躍が見たいです。残念なイケメンってあの人もそうだと思う。 (残念て言うか仕事を間違えてるイケメン・・・??あるいはイケメンの無駄使い??)