届いて一気に読み終えました。読後の感想は「なんだかなあ…」という感じです。虚実入り混じった「空手バカ一代」や「四角いジャングル」等の功罪は大きいですねぇ。私もそれらの漫画を読んで、疑うことなく故・大山倍達氏や故・芦原英幸氏に憧れていました。(ですからこの本も購入しました)。漫画に描かれていることや談話を「全て事実」だと思い込んでいましたし、プロレスだって「真剣勝負のショー」だと思っていました。疑うことを知らない少年たちが、洗脳されていたわけです。でも、光があれば陰がある。どの世界も同じかもしれません。特に芦原氏のような著名な方が亡くなると、良くも悪くもその人の裏話のようなものが出回ります。悪意などはないと私は信じたいですが、この本もそのような暴露本に類するものと位置づけることは可能です。「悪意などないと信じたい」のは、事実であるかどうかは別として、人物批判に終始する書かれ方(つまり「あいつは悪いヤツだ」という一方的な決めつけ)がされていないからです。そこに救いを感じました。故・芦原英幸氏に憧れを抱き、その幻想を崩されたくない方は、お読みにならない方がよろしいかもしれません。