瞑想・禅初心者にも分かりやすい解説でした
マインドフルネスと禅の関係。 最初は関係性が薄いのではないかと思いました。 なぜならマインドフルネスは先進的なビジネスマンがこぞって取り入れている仕事の効率を上げるためのツール。 禅とは昔からお寺で行われている心を空にする修行。 そんなイメージでした。 しかし、この本を読み進めて行くうちに、誰もが同じ問題で苦しみ、マインドフルネスx禅の瞑想により誰もがその問題が解決出来るように解説しているのだと分かってきます。 最初に共感できる部分は、第二章の脳内映画の所です。 頭の中で勝手に映画(妄想)が暴走していってしまう。 結果まだ起きてもいない事を恐れたり、怒ったりしてしまいます。 多くの人間関係のこじれはこれが原因だったのではないかと思いました。 さらにその解決方法を中国から持ち帰り、日本人にわかるように示したのが道元禅師だったとわかり、何故鎌倉時代の日本に禅が熱狂的に広がったの分かったような気がしました。
内容は著者の体験に基づいて進んでいきます。 日本でどのような修行をし、何に悩み、何故日本を離れ、アメリカを経て最終的にミャンマーで修行を終え、比丘になり日本に戻ってくる。 その過程でマインドフルネスと禅が結びついていく過程が丁寧にかかれています。 マインドフルネスは実はお釈迦様と道元禅師の教えの本質であったことや、般若心経はこの世界が二重構造だという視点から書かれているといった読み解きは理解しやすく、正に本の中で著者が言われていた通り二つの地図が合わさった感がありました。 マインドフルネスと禅が融合する事により新しい世界が始まるという話は説得力があり、この本の読後では明らかに私の中で何かが繋がった感じがしました。 マインドフルネス・禅どちらの初心者にも上級者にもおすすめ出来ると思います。
他のユーザのコメント