昨年古本屋で手に取った1巻ですっかりこの「大奥」のとりこになってしまい、新刊を今か今かと心待ちにしていました。 7巻は主に江島・生島事件が描かれています。 大奥内の権力争いに巻き込まれ、いわれのない罪を着せられた江島と生島が哀れでなりません。 せめてもの救いは二人とも死罪を免れ天寿を全うしたことと、幽閉先の地・高遠で江島に触れた人たちは皆江島の人柄に好感を持った、という箇所でしょうか。 また初めて生島と対面した江島が、その夜床の中ひとりむせび泣くシーンもとても印象的でした。 あの涙には江島の喜びと哀しみが入り混じっているんだろうな、と見ているこちらまで切なくなります。 また8代将軍吉宗の時代も本格的に描かれ始め、世継ぎにも恵まれ順風満帆かに思えた吉宗にも試練が訪れそうな展開で今後も目が離せない「大奥」です。