難解だけど、やっぱり好き。
市川石坂コンビの金田一シリーズの大ファンです。1~2回さらっと見ても、複雑な人間関係がわからず、劇中の金田一のように家系図を実際に書いて、3回目くらいからやっと、犯人の動機や、何故残酷な殺し方が必要なのかが、だんだんと分かってくる難解さ。。
でもそれ以上に今は亡き名優達の滲み出る味わい深い演技、終戦前後の昭和初期の日本の暗い情景描写、現代の科学的捜査がまだない時代に考案されたシンプルながら、意表をつくトリック、アリバイ工作などが、好きで何度も見てしまいます。
横溝作品が、本格推理小説の範疇に入るかどうかは賛否両論あるかと思いますが、人間の業、情念の恐ろしさを中心に据えた、ミステリーの傑作には間違いないと思います。買って何度も見て、見るたびに新たな発見があるミステリー映画はなかなかありませんから。
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