まだまだ街には繰り出しづらい

奇しくも「ウインカー」から「5年後の世界」がこうなっているとはオーケンも思わなかったはずだ。 オーケンはこの10年ばかり、筋少でも特撮でもライブの喜びばっかり歌ってきた。 そんな彼にとってこの世相は耐え難い苦痛だろうと思う。 歌詞を考えるにもちょっとした言葉使いに気を遣う旨語っていた。 オーバーザレインボーが出た頃はこんな長いこと同じ状態だとはオーケンも思わなかっただろう。 「そろそろ街へと繰り出そうぜ」というのはいつ書かれた歌詞かわからないが、発売する頃にはなんとかなっているという思いがあったかもしれない。 「いちご白書をもう一度」は当時を知らないと泣けないとオーケンはいっていたが、このアルバムもいつかは風化する日が来るだろうか。 このレビューが早く「当時」を伝えるものになることを願う。