無責任な内容
どういう行動が見えざる相手の怒りを買うか、それを知りたくて購入。
あとがきを先に読んだのだが、「自称霊能者とはいい加減なもので、こちらの無知につけこんで大金を毟り取るのが許せない。そういう知識は広く知られるべきだ」というのが著者のスタンス。
しかし、読者にとって、そもそも見えてすらいない相手に一方的に戦いをしかけることを推奨しているかのような視点で書かれている。また、66の方法と謳っているがエッセイ的な章段もあり、看板に偽りあり。多くの部分で知人の霊媒師からの伝聞が含まれている。最低だと思ったのは、その伝聞の術法を著者自身が試したことがないのに紹介している点である。
降霊術や霊道か何かを利用して除霊としているのか?と思われるような、見えてすらいない素人には危険すぎる方法が述べられている。中には、様々な知見から最大公約数や不変の定理の如く、安全な「心得」のようなものを詳述されている点もある。自然発生的に起こった土着のアニミズムを神仏さんへの信仰に取り入れられた例もあり、神社さんの土をもらってきて代わりに砂をお返しするという罰当たりな内容まで紹介されている。
読後感として、著者は大した霊能力を持っていなかったのではないか?と感じた。こちらはオバケさんを見ることすら出来ない0能力者なので批判する筋合いにはないが。
この感想文は、何でも心霊現象に結び付けたくて仕方ない人にとって歓迎される内容ではなかろう。買って読んで好きにしてくれ。ただ、何の考えもなくマネすることはお勧めしない。
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